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医療機器保守委託の支出削減の取り組み (さいたま市立病院・500床以上)

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医療機関名 さいたま市立病院
経営主体 国公立病院
病床規模 500床以上
所属部門 その他
投稿者 中川 幸男(財務課課長補佐)
公開日 2014-07-16
背景
 当院では、医療機器の保守点検業務委託費が年々高騰していました。特に放射線検査機器の保守点検委託費は高額になっており、医療機器が入れ替わるたびに予算額が膨らみ、懸案事項となったことから価格削減に取り組みました。そもそも医療機器の保守点検の内容、見積は不透明な部分が多く、メーカーの言いなりの価格になりがちでした。
取り組みの内容
 そこで、医療機器の保守点検業務の価格削減策として二つの方法を試みました。一つ目は委託先業者との直接交渉する方法、二つ目は医療機器の購入と保守点検業務を一括で契約する方法です。
 一番目の委託業者との直接交渉については、委託業者に保守点検作業の実績データの提出を求め、実績と保守点検仕様書の内容を詳細に委託業者と共に確認していく作業をすすめました。作業単価、作業員派遣経費、部品単価とその数量を確認していくと、曖昧な部分が確認され、その内容を委託業者に追及しました。
 二番目の医療機器の購入と保守点検業務の一括契約については、平成25年度に購入したCT装置について、機器の購入価格と機器の5年間分の保守点検経費の総価格で一括入札しました。
取り組み後の状況
 結果、委託業者との直接交渉については、全体の契約(見積)を低減することができました。また、仕様書を見直して保守点検項目を削ることにより平成24年度に約1,400万円、平成25年度に約1,000万円の費用を削減することができました。
 医療機器の購入と保守点検業務の一括契約については、10年間で約1億円の保守点検費の削減が試算されました。
 高齢化社会を迎え、今後増加が予想される在宅医療における在宅医療機器レンタルの見直しをすること。また、医療機器保守点検委託について放射線機器、ME機器を一括契約することで、経費を削減することを検討しています。

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