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医療材料・医薬品に関する価格交渉の実例と名古屋市等との連携について (名古屋市立大学病院・500床以上)

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医療機関名 名古屋市立大学病院
経営主体 特定機能病院
病床規模 500床以上
所属部門 経営企画
投稿者 名古屋市立大学病院
公開日 2018-03-01
背景
名古屋市立大学病院の概要
昭和6年に名古屋市民病院として診療を開始し、昭和25年名古屋市立大学病院と改称。
平成18年に公立法人化となり現在に至る。

■病床数: 808床(一般病床772床 精神病床36床)
■1日平均外来患者数 : 1,740人
■1日平均入院患者数 : 682人
■病床稼働率 : 86.0%
■平均在院日数 : 12.6日
■医業収益 : 約264億円
■手術件数 : 8,396件
■救急搬送件数 : 5,386件
■指定 : 地域がん診療連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、災害拠点病院、総合周産期母子医療センター、
    救命救急センター

法人化後の診療実績は約150億円から約114億円アップの「約264億円」となり、需要に対応した診療規模の拡大を実現している。

名古屋市立大学病院のマネジメント「サクラ咲くプラン」
1)プラン概要
1. 市民の医療ニーズに対応した医療提供体制の強化
2. 臨床研究の強化による新しい医療の創出
3. 安定経営のための経営改革の推進
4. 高度医療提供のための病院施設等の再整備
5. 地域社会を担う優れた医療人の育成
6. 東部・西部医療センターとの連携強化による名古屋市全体の医療機能の充実

2)近年の取り組み


3)業務委託の推進による負担軽減「トヨタ生産方式の導入」
1. 物流の改善による在庫削減
■SPD(物品供給センター)
トヨタグループ職員が院内に常駐し、病院職員と共に改善。

■棚卸(バーコードシステム開発)※平成26年9月導入
トリオシステムズ、豊田自動織機、当院職員により、スマートフォンとバーコードリーダーを用いた極めて効率的なシステムを共同開発。
〈成果〉事務職員だけで棚卸を完結できるようになった。看護師の超過勤務を大幅に削減。

2. 委託業務の質向上による患者サービス改善
委託業者とのパートナーシップを構築し、患者サービスの向上を目指す。
取り組みの内容
価格交渉
1)医療材料の価格交渉方法
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平成20年度からMRPに医療材料の平均購入価格のデータ提供を依頼。
平均購入価格をベンチマークとして納入業者と価格交渉を実施。
〈ルール〉
■新規医療材料はベンチマーク以下でなければ、原則採用不可。
年間単価契約価格交渉では、納入業者一括説明会、納入業者個別面談、メーカー面談を実施。
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◎価格交渉の現状
平成25年から5年間で約2億円の削減ができている。

また、今後は診療科の先生に協力してもらいながらB・C判定分の交渉をしていきたいと考えている。
〈対象の診療科〉
循環器内科、脳神経外科、整形外科 →整形外科においては、医師と協力して交渉中。

2)医薬品の価格交渉方法
基本的に4期に分けて交渉している。
今後は償還改定に対応しながら、年間で下げていく努力をする。
取り組み後の状況
今後の課題
だんだん交渉できる価格に限界が近づいてきており、交渉が厳しくなっているのが現状。
新たな交渉術が必要である。

◎新たな価格交渉方法の模索
1. 代理店の切り替えや、新しい代理店を呼んで競争原理を生む。
  →ウインウインの関係を構築。
2. 他病院と協力し、規格の統一や同種・動向品への切り替えの実施。
  →更なるコスト削減への取り組みを行う。
3. 名古屋市病院局との連携を行い、1800床規模の病院でロットを増やし連合して交渉。
4. 診療科別に医師と協力して価格交渉
5. 医事部門と連携し、データに基づく材料や医薬品の合理的使用
  →DPC出来高払い、償還・加算材料などの情報を医師等に積極的に提供。
6. 材料屋からロジスティック全体を制御するプロに
  →災害時を含めて採用から発注・在庫管理まで名古屋市全体の医療材料・
   医薬品の供給をどうするかという視点が必要。

※本稿は、平成30年2月9日に開催された第15回中部エリア病院調達業務実務者会議にて講演いただいた際の講演内容を、医療手帖取材班でまとめたものです。

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