メーカー間価格競争の取り組み「医療材料適正化への取り組み」																	(国立大学法人 大分大学医学部附属病院・500床以上)								 
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									| 医療機関名 | 
									国立大学法人 大分大学医学部附属病院 | 
								
																
									| 経営主体 | 
									国公立病院 | 
								
																
									| 病床規模 | 
									500床以上 | 
								
																
									| 所属部門 | 
									用度・調達 | 
								
								
									| 投稿者 | 
									大分大学医学部附属病院 | 
								
								
									| 公開日 | 
									2018-10-09 | 
								
							
						
					 
				 
				
					- 背景
 
					
大分大学医学部附属病院の概要
昭和51年 大分医科大学 設置
昭和56年 医学部付属病院 設置
平成16年 国立大学法人大分大学医学部附属病院となる
平成26年 地域災害拠点病院に指定
●病床数:618床
メーカー間価格競争取組の目的
・同種品の集約
・購入価格の改善
・価格の競争
・コスト改善への取り組みの共有
・競争ルールの厳格化
  ⇒「機能/品質の維持(試供で選別)」を行う。
  ⇒「供給する納入業者・メーカーにメリット」となるようにし、価格競争に促す。
大分大学病院におけるメーカー間価格競争の経緯
<従来の取り組みと背景>
・従来は看護部門でメーカー
・卸から提案のあった物を随時必要に応じて検討し、材料の切り替えを行っていた。 (コスト、性能の比較、サンプル評価)
・材料購入費用(医療比率)についても年々増加傾向となっていた。
↓↓↓
主に看護部門での使用材料を中心にコスト削減・集約を目的として「メーカー間価格競争」の取り組みを始める。
(平成28年からスタート)
  
					- 取り組みの内容
 
					
競争品として認める条件と最終価格競争までの流れ
・おおむね病院全体で既に採用使用されている材料が対象
 一定期間競争品の募集期間を設定
・応募は100品目程度(書類選考:事務サイドで絞る)
    ⇒
価格コスト改善が期待できない物については落選
・医療材料委員会で競争品評価の対象材料の承認が必要
・材料によってサンプル評価部署を設定し材料の評価を適正に行う
    ⇒
既存品より機能・性能が低い物は落選
     ※評価部署の選定は看護部と相談
     ※既存品からの品質を落とさない(同等以上)
・競争品として認定された場合は既存品との価格競争となる(見積競争:1回/年)
メーカー間価格競争の年間スケジュール
※価格競争の結果、最終的にどちらかに決まるのは2月頃
  
					- 取り組み後の状況
 
					
改善効果と競争結果
●競争品として採用された場合は基本的に1年間を採用期間とする。
★前回競争に負けた業者が取り返す
 ⇒業者見積競争の活性化
★1年間購入が保証される
 ⇒価格に協力的
●平成29年度競争対象品:申請61品目
 (新規採用品へ切替わったもの・・・46品目)
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競争の結果
●既存品が改善 約△¥  640,000/年
●競争品で改善 約△¥4,700,000/年
 切替品の例)
 プラズマ用滅菌バッグ、インジェクションパッド 、排液固形化剤、滅菌オペガーゼ、アルカリ乾電池、レントゲンIIカバー、検査用コップ、ディスポマスク等
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まとめ
(良かった点)
・年間500万以上の削減効果を出すことができた。
・普段あまり取引のボリュームがない業者へ切替えることができた。
(反省点)
・評価判断については、看護師長等と事前打ち合わせのうえ試供する部署を決めたが、試供が足りず採用後にクレームが出た。
今後について
・活性化、価格改善のため今後も継続予定。(今年度も競争品の申請受付終了。)
・複数診療科が使用するなら、今後はある程度ドクターマターの材料も取り扱っていく方が効果が出るかもしれない。
※本稿は、平成30年9月14日に開催された第4回九州エリア購買担当実務者会議にて講演いただいた際の講演内容を、医療手帖取材班でまとめたものです。 
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