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2次医療圏の地域医療連携 -磐田市立総合病院での取り組み事例- (藤枝市立総合病院・500床以上)

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医療機関名 藤枝市立総合病院
経営主体 国公立病院
病床規模 500床以上
所属部門 その他
投稿者 磯部 健雄(病院長補佐(前 磐田市立総合病院 病院長補佐))
公開日 2011-09-30
背景
国の医療改革という大きな激流の中、平成15 年4 月に磐田市立総合病院の首脳陣が一新、新病院長・新副病院長・新事務部長が就任し、新経営陣は岩田市長から経営改革を託された。組織改革の着手に当たり、まず病院長が医局・看護部のヒアリングを実施。その結果、次のよう案問題点が浮き彫りとなった。?病院が目指す方向に職員の気持ちが一つになっていなかった。?急性期病院を指向しながらも、急性期びょいうんとしての役割を果たしきれていなかった。
上記の問題点を受けて、新経営陣は今後の取組み課題として【?急性期病院へのシフトを明確にすること ?職員の気持ちを一つにし、仕事に対するモチベーションを上げて行く事。 ?病院のあるべき姿を一つの計画に落とし込むこと。】の3つを掲げ、課題解決のために『磐田市立総合病院中長期計画』の策定を行った。
取り組みの内容
新経営陣は上述したような危機意識を共有しながら、次の3つの組織改革に着手・実行した。
第一に、「教育研修部門の強化」として病院長直属の「教育研修室」の教育担当部長(教育専門官)を招聘、専任の研修指導医が「研修プログラム」を運営することにより、臨床研修病院としてのカリキュラムを充実させることで、医師を充実させることに成功した。この改革のポイントとして、組織の強化を図ること、病院直属のマネジメントシステムを導入したこと、外部の人材を積極的に登用したことの3点が挙げられる。
第二に、経営改革の一翼を担う看護部の改革を行った。改革にあたり、専従医療安全担当看護師長を招聘し、「患者サービスの向上」「提供する医療の質の向上」を掲げた。また、相談窓口等、患者視点の組織を次々に立ち上げ、患者サービスの向上に貢献。副看護部長を3人体制にすることで、個々人の能力・やる気を引き出す仕掛けを実施し、組織の活性化につなげた。
そして第三の取組みとして、平成17年4月に「経営企画室」を設置した。経営企画室には「戦略策定」「情報収集と提案」「経営改善」の3つの役割を持たせ、外部より短期任用職員を招聘できる短期任用制度を導入した。このように経営企画室を、病院長(事務部長)直属の経営機能を担う部署として位置づけ病院内外に“経営改革に取り組む姿勢”をみせた。経営企画室は、室長をはじめとする職員が常に“経営改革・経営改善”への視点と感覚を研ぎ澄まし病院運営上のあらゆる方向に注視し、自治体病院を取り巻く内外の環境変化に迅速・適切に行動、「PDCA」サイクルの実践拠点として、病院全体へ展開していくことが求められている。
これらの組織改革のほか、「中期経営計画」の策定を実施し、経営側と職員がベクトルを同じくすることができる目標作りを目指した。「アクションプラン」を作成しPDCA サイクルを確立・マネジメントしていくことが病院を将来展望に導くとし、計画を実行に移した。具体的な取組みとしては、【?救急医療の充実 ?がん医療対策 ?市民の健康増進への貢献 ?地域周産期母子医療センター建設 ?急性期医療の提供 ?良質な医療の提供(電カルの導入等) ?医療安全の取り組み ?地域における満足度の向上 ?人材の確保と育成 ?財政の健全化】と多岐に渡る。
取り組み後の状況
今回の改革のポイントは、「事務部門」にあった。事務部門は、相互の信頼関係を築くことが重要で、仕事の質と作業効率・労働環境の改善や改革の担い手として大きな役割を果たすため、常に不可欠な存在であった。特に医事課は、病院運営(経営)を左右する基幹部署であり、顧客管理、収益管理、情報管理、運用管理、支援管理を担うことで。病院経営や運営のエンジン的機能を果たしている。受け身の医事課から攻めの医事課へ変貌を遂げた事が、経営改革を成功させた大きな要因であると考えている。

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